声優の川上とも子さんが他界

今日は午後から手が空いていて、わりと呑気に過ごしておりました。そこで、休憩がてらTwitterを開いたところ、まさにそのタイミングで衝撃的なニュースが飛び込んできました。声優の川上とも子さんが亡くなったというのです。

この時点での情報ソースは、とある吹き替え関係の方と一人の女性声優さんのみでした。どちらも一般知名度の低い方だったことや、前者が該当ツイートを削除したことなどから、TLでは皆、戦々恐々としながらも、困惑した状態でした。しかし、大地丙太郎監督や柚木涼香さん等の有名どころの追悼ツイートがpostされるにつれて情報は確定的になっていきました。そして、17時過ぎに、所属事務所であったぷろだくしょんバオバブによって、川上さんの逝去が正式に発表されました。

Yahoo!ニュースによると、川上さんは享年41歳。死因は卵巣癌だそうです。卵巣癌は初期症状の出にくい厄介な癌だと聞いています。ましてや、41歳という若さでは、進行も早かったのでしょう。以前より闘病中だったという話は今回初めて知りましたが、それにしても急な話でした。


川上とも子さんは、凛とした声質が特徴の、2000年前後を中心に活躍した声優の一人です。主役級が多いので人によって印象に残っているキャラクターは違うと思いますが、−とはいえ、『ふたりエッチ』の由良さんまでやっていたとは知りませんでした−、私にとってはやはり、天上ウテナのイメージ。次が『ふしぎ遊戯』の張宿でしょうか。もっとも、それ以上に、ソニア、D.O.、C's wareといった古いエロゲブランドのヒロイン役の方が印象深かったりしますが。中でも、『虜』の由美子ですね。『虜』についてはすごいゲームだったと先日Twitterで言っていたばかりなのですけど、まさかこんなタイミングで由美子の名前を挙げることになるとは思ってもみませんでした。

実を言えば私は、川上とも子さんが特に好きであったとか大ファンであったとかいうわけではありません。もちろん、それなりに好きではありましたが、逆に言えばその程度だったのです。でも、忘れられない声優の一人ではありました。それは間違いありません。

声優・川上とも子さんのご逝去に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。