『なんて素敵にジャパネスク 人妻編』11巻

なんて素敵にジャパネスク 人妻編』がとうとう完結しました。休載等を間に挟みながら7年もに渡る連載であり、その間に原作者の氷室冴子が他界するなど、波乱のある連載状況だったわけですが、これで一区切りついたことになります。

人妻編の連載が始まったのが7年前、そして、前作『なんて素敵にジャパネスク』の連載が終了したのはその11年前です。『なんて素敵にジャパネスク』という作品全体を通じては、実に20年がかりの長丁場だったことになりますね。

なんて素敵にジャパネスク』の連載当時、私はコミックスで読んでいましたし、花とゆめ本誌も読んでいました。ジャパネスクの終了後は、原作であるコバルト文庫の方で続き(漫画の「人妻編」に当たる部分)を読み始めました。もっとも、ちょっと読んであとは止めてしまったので、実質的には人妻編を読むのは今回が初めてと言ってよい状況でしたけど。ちなみに、当時はコバルト文庫を買うのはちょっと抵抗がありました。少なくとも、花ゆめを買うよりは厳しかったです。なお、今ならば全く平気で買えますけど、それはそれでどうかという気はしますw

そんなわけで、原作レベルでは20年も前の作品に今更言っても仕方がないというか、原作読者から見たら20年遅れで何言ってんの?ということになると思いますけど、それでもあえて言わせていただきたい。人妻編って、無印の吉野の君編と同じ展開・オチだよね? こちとら10数年ぶりなんでまあ構わないようなものですが、原作連載当時はどうだったのよ、これ。ブーイングされなかったのかしら……。


ともかくも、ジャパネスクが完結した今、次に気になるのは山内直実の去就だったり。今後はどうするのでしょうね。氷室作品をまたコミカライズするのかなあ。でも、氷室さんはもう亡くなっちゃったので、今までのようにはいかないかも。ぶっちゃけた話、山内直実という人はオリジナル作品に期待が出来ない漫画家さんなので、そこら辺が辛いところですね。