タミヤのRCバギー復刻ラッシュに思うこと

先日、本当に偶然にも、タミヤのRCカーのアタックバギーが復刻されていることを知りました。ちなみに、↓です。


AFVモデルという、タミヤのRCバギーの中でも最もタミヤらしいとも言える一台です。もっとも、私個人としてはアタックバギーよりもその改良版(レーサー仕様版)であるワイルドワンの方が好きなので、そちらも復刻して欲しいところです。ワイルドワンが復刻になったら買いますよ? ちなみに、↓な。


タミヤの旧車の復刻の話を最後に目にしたのは「バギーチャンプが復刻になる」という話を公式サイトで見た時です。その少し前に、週刊少年サンデーの『ハヤテのごとく!』で「グスホッパー 復刻版」というネタをやっていたのに旧ブログで反応したことがありまして、それをきっかけにしばらくの間はタミヤのサイトを眺めていました。バギーチャンプ復刻の話を見たのもその時ですが、それがもう2年以上前。

そして、バギーチャンプ以降も、ワーゲンオフローダー、ホリデーバギー、アバンテが復刻となり、近日中にはデューンバギーも復刻されます。もっとも、ホリデーバギーやデューンバギーは現行シャーシであるDT-02に旧モデル車のボディを載っけるスタイルでの復刻なので、ネットを見ている限りでは、オリジナルのファンからはあまり評判がよろしくないようです。この辺は兼ね合いの難しいところでして、現行モデルは旧モデルと比べると走行性能やメンテナンス性は圧倒的に良好なので、高性能な現行シャーシに個性的な旧車のシャーシを載せるというのは全然ありだと思いますし、個人でそのような改造をしている方も世の中にはいるわけですけど、製品としてそれをやるのはあまり歓迎されていないというか。オリジナルを知っている世代は性能なんか度外視でオリジナルそのものを欲しがる一方で、現行モデル世代はボディバリエーションとして旧車ボディを呈示されてもそれに関心を示さない、という傾向にあるように思います。私なんぞはシャーシが同じならばボディは現行車よりも旧車の物が欲しいですがね。


SUPER FIGHTER GR  スーパーファイターGR(現行車)

ZAHHAK  ザハーク(現行車)

DURGA  ドゥルガ(現行車)

HOLIDAY BUGGY  ホリデーバギー(現行車シャーシ+旧車ボディ)

BUGGY CHAMP  バギーチャンプ(旧車)

ATTACK BUGGY  アタックバギー(旧車)

HOT SHOT  ホットショット(旧車)



現行モデルってはっきり言って格好悪いと思うんですよ。百歩譲っても、同じようなボディばかりで面白みが無い。

もちろん、現行モデルの形態にはちゃんと理由があって、固い路面のサーキットを速く走れるような設計になっているために、低い重心、広い車幅、空力特性に優れた扁平ボディ、大ジャンプに耐えうる巨大なショックアブソーバー等の特徴があるわけですが、それゆえに、デザインに遊びが無くなってしまっているわけです。それってやっぱりつまらないなあと思うわけです。

それでまあ、私みたいなことを言うおっさんのために復刻モデルが次々とリリースされているわけでしょうけど、それって焼き畑農法ですな。過去の資産を食いつぶして一時しのぎをしているだけ。しかも、もう残弾は少ないような気がするんですが。

なんでRCバギーの世界ってこんなにカツカツになっちゃったのかなあ。