緒方剛志、CG担当エロゲの作業報酬がゼロである可能性を示唆

TOPCATの新作『手毬花』の発売を明日に控えた今日、原画(及び彩色)担当の緒方剛志Twitterで爆弾発言をしました。なんと、作業報酬が一銭も入らない可能性があるというのです。

まずはこちらのニュー速VIPブログのエントリを見ていただきたいと思います。緒方氏のツイート及びその後のエロゲ板TOPCATスレの反応がまとめられています。


正直、ちょっと信じられないレベルの話ですね。CG200枚を描いて塗って(普通は原画師と塗り師は別の人です)ただ働きだなんて発狂モノだと思います。もっとも、事の経緯が正確にはわからないので、緒方氏が被害者なのは間違いないとしても、ラッセルとTOPCATのどちらに問題があったかは一概には言えません。ただ、見た感じだと、TOPCATが借金の件を黙っていたことが一番の問題だったようには思えます。ラッセルとTOPCATの間で今回の融資と過去の債務とを相殺するという話になっていた(つまり、TOPCAT側に緒方氏に支払うべき現金が十分に残らない)ということをTOPCAT側が緒方氏に告げていなかったことが争点ではないかと。

緒方氏といえば『雪色のカルテ』以来のTOPCAT初期メンバーの一人ですし、今回の『手毬花』については「エロゲ製作に関わるのはこれで最後かもしれない」と言って原画も塗りも全て自分一人で手掛けるくらいに力を入れていたはずなので、今回のオチはさすがにいたたまれないものがあります。私自身も、『雪色のカルテ』以降、『Works Doll』『ReNN』『つくとり』と、緒方作品に関してはわりと絵師買いしてきたクチですので、最後になってミソをつけてしまったのはちょっと残念な気がします。


しかし、TOPCATって持ち直したものだとばかり思っていたんですけど、やっぱりちょっと危ないのかしら。エロゲ業界はほとんどが零細企業なので総じて危なっかしくはあるわけですけど、ここなんか老舗の部類なのにねえ。LittlewitchSTUDiO B-ROOMに続かなければいいんですけど。


……と、このエントリをupした数分後に緒方氏のpostがTwitterにありました。

うん、まあ、↑な感じらしいです。またエロゲンガーをやるかもしれないのか。ちょっと安心したw 前世紀からTOPCATを見てきた身としては、まだまだ頑張って欲しいと思っているのですよ。応援age




手毬花

手毬花