『ANGEL MAGISTER』(武蔵屋長元坊)
コミック版『ANGEL MAGISTER』を読みました。
ANGEL MAGISTER (角川コミックス・エース 272-1)
- 作者: 武蔵屋長元坊
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/03/26
- メディア: コミック
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
全1巻な時点で正直言って悪い予感はしていたのですが、はっきり言って想像をはるかに超えた中途半端っぷりでした。さすがにこれは酷い。落ちていない時点で、少なくとも単品の漫画としてはどーしようもない。
あと、コミカライズのたびに絵師が変わるのはゼロ魔で経験済みですが、エンマギについてはやはり絵師が変わるときつい。兎塚エロスあってのエンマギだなと強く思った次第。兎塚さんの描くボディラインって異様にエロいですよ?
というわけで、この漫画は全くお薦めしません。18歳以上の人はゲームをやるのが一番ですが、そこまでしたくねーよ!っていう人は、せめてMF文庫の小説版(なごみ文庫の小説は後日譚なので間違えないように!)を読むべきです。本作は基本的にコメディですが、情報量の都合上、ギャグ度が原作>>>小説>>>>>漫画となっているので(もちろん、ストーリーの密度もそれに従う)、漫画版だけではどうにもならないです。
ちなみに、エンマギのシナリオライターである味塩ロケッツ氏が手掛けたゲームはエンマギを含めて2本持っていますが、
つくとり >和風伝奇陵辱物(ぼうのうと=緒方剛志)
ANGEL MAGISTER >ファンタジー学園コメディ(兎塚エイジ)
と正反対の作風において、いずれもまずまずの良作を送り出している点で、わりと評価しているライターさんです。
- 作者: カワイ克己,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 文庫
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (7件) を見る