「ベルメールと日本の球体関節人形」展@parabolica-bis

2chを見ていたら全く偶然にこの展示会のことを知ったので、急遽見に行ってまいりました。ちょうどアキバに寄りたい用事があったので、ちょっとだけ足を延ばしたことになるのですが。2chでは「ローゼンメイデン球体関節人形展」というスレタイになっていて、「何これ?」と思って見てみたら斯様な企画展だったという次第。

parabolica-bisに行くのは丸4年ぶりです。2007年の1月に「夜想耽美展」をやっていた時に見に行きました。この時の展示は恋月姫の人形が中心でして、そのことは引っ越し前のブログに書いたものです。ちなみに、旧ブログはクローズしてあるだけで消してはいませんので、私自身は必要に応じて参照したり引用したりはしているのですが、それはまあどうでもいいです。

今回の「ベルメールと日本の球体関節人形」展は、「夜想ベルメール展 part3」だそうです。今回の展示はベルメールによってもたらされた球体関節人形という仕様が現代日本でどのように展開しているかというテーマですが、過去の2回を併せて3回分で一つのまとまったベルメール展を構成しているみたいですね。

展示室は3つ。1Fのnachtでは吉田良その他の創作人形が展示されています。エキセントリックというか、やや猟奇的な類の人形が中心です。愛実という新鋭の作家の「情熱」という作品が印象的でした。

2Fのmattinaは二部屋に区切ってあって、一方は土井典その他の創作人形の部屋。nachtに比べると明るい作品ばかりの展示です。もう一方はスーパードルフィーの部屋。確か、キラと寝ナナと榊と夕霧とローゼンメイデンSDだったかな。ローゼンSDは6体とも展示されていますが(金糸雀だけは商品化されていません)、水銀燈だけは天上から吊されているので、最初はどこにいるのかよく分からないですw

Costad'Evaには写真が何枚か展示されていました。それほど目に留まるものではなかった印象ですが。

4年の間に人形趣味がある程度メジャーになったからか、今回の企画にローゼンメイデンスーパードルフィーが関わっていたからか、理由はよく分かりませんが、前回訪れた時よりもずいぶんと人が入っていました。学校帰りと思しき制服姿の女子高生なんかも来ていましたし。もっとも、がら空きでないというだけで混み混みなわけではありませんし、nachtの方は基本的に空いてはいましたけど。……ということはやはりローゼンメイデンSD目当ての人がメインかしら? 個人的にはローゼンメイデンSDにはほとんど興味が無いので、もう一つインパクトが弱くは感じました。まあ、人それぞれか。入場料500円なので、損をしたとかそういうことは全く思わないですけど。

帰りがけに、これまた久しぶりに雑誌「夜想」を買ってきました。三回のベルメール展全体をまとめた図録のようなもので、なかなか読み応えがあります。また、今回の展示の部分については、ボークスの重田社長、圓句正造形師、漫画家のPeach-pitのロング・インタビューも掲載されており、SDファン、ローゼンファンにとっても面白いのではないかと思います。1500円て一見して高い気がしますけど、フルカラー頁がメインだし、頁数と紙質を考えたら実はかなり頑張っている価格なんじゃないかという気はします。いや、別に回し者とかではないですよw

しかし、創作人形展を見てしまうと、今度は「マリアの心臓」に行きたい熱が湧いてくるな。久しぶりに可淡が見たい。