2012冬アニメ総括

今更ながらの冬アニメ評。もうほとんど忘れつつあるので手短に。深夜アニメにとっては3ヶ月前なんてもう大昔ですよ……。タイトル横の()内は例によって主観的評価です。

パパのいうことを聞きなさい!(△)
展開(≠設定)に無理が有り過ぎた。聞くところによると、アニメ放映部分は原作ではそう長くないらしく、それをアニメ1クール分に引き延ばしたために無理が生じたんじゃないかとかなんとか。昨今、アニメの大量消費のためにその原作となるラノベが大量製造・大量消費で使い捨てられている感があるんですけど、パパ聞きもそんな感じなのかなあ。

あの夏で待ってる(△)
最後まで見た感想。やっぱり『おねがい☆ティーチャー』でした。それも劣化版。おねティとの差は、みずほ先生イチカ先輩のヒロイン力の違いがそのまま反映されていますな。それに、おねティの場合には、宇宙人と地球人、大人と子供、先生と生徒、そして桂の「停滞」と、はじめから呈示されていた幾つもの障害がのを二人が少しずつ乗り越えていくという筋書きだったのに対し、本作では海人とイチカがはじめから出来上がっているような状態なので、観ていて盛り上がりに欠けるというか。……ああ、終始一貫して噛ませ犬だった柑菜ちゃんの泣き顔を観て楽しむアニメでしたっけね、これ。最終回の舞台が木崎湖だったのがあまりに予想通り過ぎて笑ったw

Another(×)
当季の茶番枠。鳴の「実は、誰が死者なのか自分には判っているの(はぁと」という突然のカミングアウトで全てがオワタ。あと、OPでも劇中でもやたらと人形を出してきたけど、本編内容に人形は全く関係無いよね。なんだったんですかね、あれ。

アマガミSS+ plus(○)
基地外でしたねw 毎回毎回ようやるわーw 特に、七咲のM字開脚枕と紗江ちんの孕ませEDは斜め上過ぎたw アマガミらしくて佳いアニメでしたよ。勧めんけどw

戦姫絶唱シンフォギア(○)
初回見て切ったろか?と思ったのを我慢して見ていたら、3話から面白くなってきたでござる。奈々さま枠で見始めて、終わってみればあやひー無双w ぶっちゃけ、脚本的には消化不良もいいところだと思うんですけど、芸風が無駄に熱くてな。昔のタツノコアニメみたいだったw

灼眼のシャナIII -FINAL-(○)
非常に評価の難しい作品。祭礼の蛇登場以降の、登場人物増えまくり、話錯綜しまくりの原作を如何にして2クールで始末をつけるのか期待と不安が半分半分だったわけですが、終わってみれば見事にテンポ良く全部詰め込んだなとw ただしこれは原作既読派だったからこその感想で、原作未読派には、−Twitterの実況を見ている限りでは−、やはり解りづらかったようです。それでもテンポの良さで楽しめていたようではありますが、一般的な評価としては1ランク下げてもよいかも。

偽物語(△)
化物語に比べると作品に芯が全く無い感じ。公式アンソロかよっていう。あと、撫子は化物語ver.の方が絶対に可愛い。

探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕(△)
なんか、その場で笑いをとってるだけだったなー。ミルホってそんな感じなのかと思ったら(1期は観ていない)、1期と比べても評判が悪いみたいだし。江ノ電回は面白かったです。

輪廻のラグランジェ(△)
キャラデザもメカデザも良かった。期待してた。しかしながら、gdgdな脚本と過剰な鴨川マーケティングが全てを台無しにした。ヒロインズのキャッキャウフフだけ観ている分には問題無かったけどな。そして、放映終了直後に夏季に2期放送の話が流れて工工エエエ(´Д`)エエエ工工

OPとEDは歌・映像ともに非常にセンスが良かったです。中島愛は去年のセイクリから比べてもまた歌が上手くなったなー、でも今回は歌だけの担当なのね……と思っていたら、最終回でハスキーボイス系のキャラで登場して吃驚。声優としても芸風が広くなっていますね。

モーレツ宇宙海賊(暫定◎)
はじめの数話はかなりトロい展開でしたが、そこから一気にブレイクしてきた感じ。2クール物かつ既に全話見終わっているので、総括は明日の春アニメ評の方で。


全体としては、前評判は高かったけど終わってみればちょっと残念風味なものが多かったです。特に夏まちは世間で評価が高い理由がわからない。主題歌は全体的に佳いのが揃ってたと思う次第。チェックマイソー